アラフィフだけどマネージャーになりました

言うは易し、行うは難し。アラフィフ管理職の日記。

私が怒るところ

自分、あまり怒らないタイプだけど、今週は立て続けに怒る事案が発生

そこから自分が怒るポイントが見えてきた


一つは、たらたら仕事をされること

今や、Outlookを見ればその人のスケジュールの空き具合が分かる時代

相手の反応が遅い時、Outlookを見て予定が目一杯詰まっていると「大変そうだな」と思えるけど、予定が真っ白な中で返信が来ないと(しかも在宅勤務中心の人だと)「働いてるのかよ」と思ってしまう


もう一つは、「分かりません」って言ってれば許してもらえるという甘えや打算が見えること

このご時世でどんだけ甘えてるのか?と思ってしまう
しかも、その人がシニア層なら尚更


そういう人が関わる事案があったから堪忍袋の緒が切れたところなのだが、結果的に仕事の遅延が解消し、どうやら部下から「この人を怒らせたらマズい」という認識がなされた模様

結果的に良かったのか、どうか…

とりあえず怒った時に血圧が上がったのか、何か体調がイマイチでした



自律的なキャリアってどうなんだろ

部下が自ら動き、自分がやりたい仕事のある職場に異動していった

人事のトレンドで言われる「自律的なキャリア」の考え方からすると、理想的なのかもしれない


でも、その部下は

・自分で課題を見つけることができない

・素早いけれど深く考えない、自分に都合が良いように考える

・周りに支配的な態度を取る

…という感じで、そのやりたい仕事に就くには少なくとももう1〜2年経験が必要かなぁと思っていた

そんな彼は「自分は企画業務が得意です!」とだいぶ自己評価が高い


はたして異動先で上手くやっていけるのだろうか

次の上司がやや塩対応な態度をしていたので、暗雲立ち込めている感じもするし、そういう態度になってしまうのも分かる

メンタル不調でも起こしてしまうのではないか?とすでに心配だけど、本人が「行きたい!」と自分で切り拓いていった道である以上、ある意味自己責任としてしまってよいものなのかモヤモヤする


キャリアを自律的に考えることを否定しないけど、それを押しすぎるのも考えものではないか



年を感じる

アラフィフなので十分に中高年なのだが、日常ではあまり年を感じる事なく過ごしている

仕事も、全く新しい分野の事を1から作っていったりして、インプットしながら仕事するのは若手だった時の働き方に似ている

…が、シニアはシニア

ここ1〜2年で身体の抵抗力は落ちているな、と

20年ぶりにインフルにかかったり、
13波にして初コロナになったり…

とうとう初帯状疱疹も出た

帯状疱疹は、加齢や疲労、ストレス、睡眠不足で免疫力が落ちた時に潜んでいたウィルスが活性化して症状が現れるとか

この1年、それ、全部盛りだよ…

ダニかなんかに刺されたのかと思ってたから、しばらくムヒを塗ってたよ

でも、良くならないし、おかしいなぁと思って皮膚科に行ったのは正解でした

まだ初期段階で痛みがないのが救い

ほんと、年だわ



それって本当に戦略ですか?

部下の一人は「経営」とか「戦略」というキーワードが好物

そして、「経営」を周りに命令して支配するような上から目線で考えているフシがある

この前、とある仕事(現状対応系)を頼んだら、資料のタイトルに「戦略」をくっつけて出してきた

広〜く考えれば戦略と言っていいかもしれないけれど、なんかズレてる感じが気持ち悪い

どうしたら直るんだろ?と思う一方で、「戦略やってるオレ」で機嫌よく仕事してくれるなら、もう、それでもいいかなぁとも思ったりする

流石に上長に出す時は、そのままの表現では出せないけど…


そもそも、色んなチームがそれぞれ戦略を立てるって事もおかしいと思っていて、戦略を立てるのは幹部、各機能チームはそれを踏まえた戦術なんだと思うんですよね

それよりも、戦略とか戦術とか分かるようで共通認識を持てない言葉で絵を描くよりも、具体的な行動スケジュールと施策の方が、よほど戦略達成に貢献できるんじゃないかな


気づいたら年度越してた

下期は元々繁忙期だが、年明けてから突発案件が入ってきて怒涛の勢いで過ぎていった

年度も切り替わったし、今年度はこんなことをしたい☆

…という気持ちよりも、

う〜ん、この忙しさが今年度も続くのか

という気持ちの方が強いかも


でも、作りますよ

今年度の方針も、業務分担表も、年間スケジュールも

自分はまだ部下の人数が少ないからやっていけるけど、これ以上、人数増えたらやっていくのは難しいなぁと思うわね


個人的な今年度の目標
「生き延びる」



工数かけてるわりに…

人事制度関係の打合せに参加した

感想は
これ、現場に伝わるのかなぁ…と…


人事の人が頑張ってるのは分かる

しかしながら、口ではユーザーエクスペリエンスといいながらも、自分達が好きなこと、やりたいこと(会社視点というよりも)で話を進めている印象を受けてしまった

新制度も芸術的な複雑さで、制度担当者は分かっているだろうけど、他の人事メンバーはちゃんと理解しているのだろうか?

日本の会社で従業員も日本人ばかりなのに、各種名称にカタカナを多様するのも理解されにくくなる、もしくは誤認されやすくなるのではないだろうか?

たぶん、こんなに工数をかけてるわりに、現場ではテキトーに使われるものになるんだろうな


違う意味で示唆に富んだ打ち合わせだった



習い事を辞めて思うこと

長く続けていた習い事を辞めた

仕事が忙しくなった事もあるけど、根っこのところは価値観についていけなくなったこと

いわゆるコロナやワクチン系である

先生は、昔からスピリチュアル系に関心を持っていた人だったけど、それまで自分の中だけで完結していたものが、ここ数年で他人に強制するようになってしまった

それは、悪気は全くなくて、「私が皆を守らなければ!」という善意から

コロナ禍でエコーチェンバーが問題視されていたけれど、確証バイアスというものは本当におそろしいものである

私個人としては、何が正しいかなんて分からない。
答えは数年後、もしかすると数十年後に分かるものなんだろうなと思っている

問題なのはゼロイチ思考に陥ってしまい、こっちは善、あっちは悪と決めつけて物事を判断してしまっているところ

その思考はコロナやワクチンだけでなく、とうとう生徒に対しても善悪を決めつけた判断・態度をとるようになってしまった

悪と決めつけられた生徒を詰めてる姿を見せつけられる方はたまったものじゃない

同じ生徒だよ?
なぜ言い分を聴こうとしない?
それ、会社なら一発でパワハラ認定だよ?

どうしてこうなってしまったのか?…と残念でしかない

習い事を始めた時は先生のことが大好きで、レッスンも楽しみで仕方なかった

怒られることはあっても、それは練習不足が理由だから、怒られる側も納得できるものだった

かつては練習不足で怒られるかドキドキしていたのが、今や、今日のレッスンは普通のレッスンか、また「始まっちゃう」のか、そんなところにドキドキしている

いつか前みたいに戻ってくれるんじゃないか?と淡い期待を寄せつつ、同時に、別れの決定打も探していた


辞めるにあたり、たかが習い事ではあるが、組織運営について学びもあった

まず、本業に集中すること

その組織・チームにはミッションがあるわけで、そこをしっかりやること

メンバーはその仕事をしたいのであって、上の「趣味」に付き合うつもりはない

上も「趣味」に付き合ってもらうなら、そういう自覚を持ってないと人は離れていく


次に、人の心は離れたら戻らないこと

辞めると申し出があった時点ではもう遅い

自分もだけど、全出席していたものを何回か休んだりしてた

それなりに予兆はあるので、その違和感にいかに気づき、放置しないで早期に対処するかは大事


そして、パワハラは組織を縮小させていくということ

トップ(+側近)の意にそぐわなければ怒られる

また他の人が怒られる姿を見せられていれば、自発的に何かやろうという人はいなくなる

人は抜けるし、新しい人は入ってこない・定着しない


辞めたところは数年後、どうなっているのだろうか